インターネットオークションの普及によるトラブル [教えます、郵便商品]
ヤフーや楽天などに代表されるインターネットオークションの普及に伴い、不着などのトラブルが増えた時期がありました。
落札者の方からの申告で
- 「オークションで商品を落札して、出品者は発送したと言うけどまだ届かない」
- 「商品が届いたけど、箱の中身が破損していた」
という連絡があると、すぐに調査が行われます。
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このような申告があった場合、郵便局が行うことは
- 出品者がどのような発送方法でいつ、どこから送付したのか確認する
普通郵便の場合、どこのポストに投函したとか、どこの局の窓口から差し出したという情報から、その郵便が通ったであろう経路(自動区分機やトレー、パレット)を徹底的に調べます。
発送の日付から、だいたいの配達日時が特定されることで、あとは担当配達員の記憶を辿ります。
しかし、郵便は万が一の場合でも補償がなく、配達の証拠が残らないので有価物の発送には向きません。 - 追跡番号の付いた書留、レターパック、ゆうパックなどの場合は、入力情報から配達経路をたどっていく
追跡番号を辿ると、どこの局で引き受けて、どこの局の職員○○が何月何日何時に届けた、もしくは不在で持ち戻ったかまでわかります。
受領書にハンコかサインをもらうような書留、小包ならばどなたに届けたかもわかります。 - 落札者の自宅付近を中心に、誤って他のお宅に配達されていないか調査する
近くに同姓が多い地域だったり、過去の誤配の記録から怪しそうなところを重点的に調べます。
配達順路も決まっているので、前後のお宅の郵便とくっついて配達された可能性などもつぶしていきます。 - ゆうパックの破損ですと30万円までの補償が効くので、その中での対応となります。
ネットオークションの性質上、価値基準も様々ですし、代替えが利かない場合の対応はとても難しい問題ですよね。
お客様のプライバシーも関係してきますし・・・
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