郵便局員にはノルマがあるってホント?? [語ります、内部事情・・・]
お答えします、ホントです!
意外に思われるかもしれませんが、郵便局がまだ民営化される前、つまり郵政省の管轄で職員の身分が国家公務員だったころからノルマはありました。
例えば、窓口業務ならば年賀はがきを○○枚とか、かんぽ保険や郵貯なら新規契約を○○件とかいう具合に。
では、赤バイクに乗って毎日配達している集配職員の場合はどうかというと・・・
記念切手を○○シート、年賀はがきを○○枚、ゆうパックを○○個という具合にノルマがあります。
つまり、配達先で売ってこいということです。
売れなければどうするのか?
A.自腹です!(キッパリ)
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ノルマは年々キツくなっていく
では具体例を挙げて説明していきます。
切手の場合は、年に何回か発売される記念切手シートと通常のものがあります。
例えば80円切手なら(消費税が上がる前)125枚をクリアファイルに入れて1万円のセットをつくり、会社や学校の事務所など需要がありそうなところに営業します。
これは売れなくても自腹切ったことはありませんが、その他の切手に変わる商品であるレターパックなどと合わせて売り上げ合計の金額が個人の成績として計上されていました。
暑中・残暑見舞はがき「かもめーる」や年賀はがきは1人○○枚。
では、ゆうパックはどうでしょう。
一般的に「ゆうパック」というと荷物を送るときに利用するイメージだと思いますが、ここでいう「ゆうパック」とは送料込の商品(小包)を購入すると理解していただくのが良いと思います。
季節ごとのイベントからその他まで様々ありますので、年間を通して売ら(買わ)なくてはいけません。
例えば「母の日ゆうパック」を○○個、麺類のゆうパックの中から○○個など。
これらは勤務態度や配達の熟練度と共に、各個人の成績の判断材料になります。
つまり、いくら早く正確に配達を行う能力に長けた集配職員だとしても、営業成績が良くない者は評価が低く、ボーナスは上がらず昇進もできないということです。
自分が入った公務員時代は名称が「集配課」でしたが、途中から「集配営業課」に変更されています。
ただ配達しているだけではダメ、営業成績が良くないと「偉くなれない」という例を在職中色々見ましたよ。
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